下り坂 downhill slope 2004 4 30
日本の将来を考えると、
ここ数年は、繁栄しているように見えるでしょう。
しかし、30年ぐらいの長期的な視点で考えれば、
日本は、下り坂です。
2030年以降、急速に、国力が衰えていくでしょう。
同時に、経済力も、急速に衰えていくでしょう。
なぜか。
先進国が衰退する最大の原因は、少子高齢化です。
日本の場合は、この少子高齢化が、深刻だと思います。
団塊の世代が、定年退職して、
数十年は、何とか、持ち堪えるでしょう。
団塊の世代は、
日本の高度成長時代や安定成長時代を背負ってきたのですが、
今度は、定年退職して、
単なる老人にはならないで、
団塊の世代が、新しい消費文化を作っていくでしょう。
しかし、それも、20年が限度でしょう。
80歳を超えれば、消費活動はできなくなるでしょう。
発展途上国において、人口増加は、社会的な負担となりますが、
先進国において、人口増加は、経済成長を意味します。
逆に、先進国において、人口減少は、経済的衰退を意味します。